12月6日のイベント前後、しばらくお休みをいただきましたが、更新を復活いたします。励ましのお便りお待ちしています!(逢坂)

 * 『クィア・セクソロジー』座談会はこちら

 ★ Amazon.co.jp へのリンクはこちら

 ★ 感想・情報・質問などメールは 

 → queer.sexology☆gmail.com(☆を@に変更してください)



2009-02-04

『みすず』 2009年1・2月合併号




みすず2009年1・2月合併号 
2008年読者アンケート
「2008年中にお読みなった書物のうち、とくに興味を感じられたものを、5点以内で挙げていただけますよう、おねがいいたしました。 編集部」
ということで、宮地尚子さんに選んで戴きました。ありがとうございます。
(上をクリックすると拡大して本文がご覧戴けます。)

その他の選者についてはこちらをどうぞ。

2009-02-01

クロストーク ミルマニア×キクマニア 開催のお知らせ

みなさま。逢坂です。
二月になりましたね。再びいろいろ動いてまいります。まずは、クロストーク開催のご案内から。

『クィア・セクソロジー』の中でも音楽で思いこみを解きほぐすという興味深い洞察がありましたが、今回は

音(音楽)による「洗脳」と「エンパワメント」(=支配と愛)の両義性について、実際の音や音楽を聞きながら、
わかりやすい言葉でお伝えできれば、と思っています。
(中村美亜さんのウェブサイトの告知より抜粋)

とのこと。お時間がある方、よろしければぜひいらしてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クロストーク
ミルマニア×キクマニア 
見る快楽 聴く快楽
2009年2月8日 
18:30-20:00 @ PA/F SPACE
会費  1000円(資料代込み)
申込先 小林美香 mika@marebito-editions.com
  


標識、電車の中吊り広告、雑誌、ポスター、インターネット、ミュージックビデオ、映画、、、。私たちは日々膨大な量の写真や映像に囲まれ、絶え間ない音の洪水に晒されながら生活しています。そのような環境の中で、知らないうちに見る快楽や聴く快楽を忘れてはいないでしょうか。
マニアックに写真を見る小林美香(ミルマニア)とマニアックに音を聴く中村美亜(キクマニア)の二人が、日頃見慣れている写真や映像、何気なく耳にしている声や音楽の楽しみ方をガイドします。今回のトークでは、二人が興味を持っているアートや音楽、ジェンダーに関するトピックにフォーカスしてお話をします。普段気づかなかった見るツボ、聴くツボを探っていきましょう。



小林美香
写真研究者 国内外の各種学校/機関で写真に関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。著書『写真を〈読む〉視点』(2005 年,青弓社)、訳書に『MAGNUM MAGNUM』(青幻舎、2007年)、『写真のエッセンス』(ピエブックス、2008年)などがある。

中村美亜
音楽文化/セクシュアリティ研究 1994-2003年にアメリカに滞在し、音楽学とセクソロジーの研究に携わる。帰国後は、さまざまな公共施設や大学でセクシュアリティや音楽文化に関する研究/教育活動や社会活動を展開している。著作に『心に性別はあるのか』(医療文化社、2005年)、『クイア・セクソロジー』(インパクト出版会、2008年)などがある。http://www.postmodernclinic.com/


PA/F SPACE
http://www.pafspace.com/
162-0045新宿区馬場下町18フェニックスビル3F
アクセス/地下鉄東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分 馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル
(1FDoCoMoショップ、2F喫茶店)


Scribdにプレスリリースを置いてます。印刷される場合はこちらでダウンロードできます。

2009-01-20

アジア女性資料センター「女たちの21世紀」



逢坂です。ひさびさの更新となりました。
アジア女性資料センター刊行の「女たちの21世紀No56  2008年12月号」のBOOKCORNERに掲載されました。


2009-01-12

新年ごあいさつ


逢坂です。みなさまことしもよろしくお願いします。
『クィア・セクソロジー』イラスト担当の渭東節江さんからのお年賀状です。
2009年がみなさまにとって良き年となりますよう・・・。

2008-12-31

レポート:今年のコリは今年のうちに

と、いうわけで逢坂です。
12月6日に行われました出版記念パーティーに逢坂もひっそりと混じっておりました。
遅ればせながらレポートをお届けいたします。今年のコリは今年のうちに!

晴天に恵まれたの初冬の午後、会場となった上野の東京芸大の学食「大浦食堂」にはゲストの皆様をはじめ、多数の読者の皆様と総勢60余りのかたがたが集まりました。

会場にはいるとまず目に入るのは、渭東節江さんの作品展示、本のイラストの原画をはじめ、表紙のオブジェの実物、おっぱいTシャツなるものetc・・・アートは何のことかわからない、とはいえ、もの言いたげな雰囲気は伝わってきます。

総合司会の鍛冶良実さんの開会の発声ではじまったパーティーの乾杯は、文化人類学者の砂川秀樹さん。温かい祝辞とともに乾杯、司会の鍛冶さんの「ここに集まった人がこの機会に皆がつながりを持てる会となりますように」との言葉でパーティーは、本格的にスタートしました。

大浦食堂特製のパーティー料理を堪能しながらのしばしの歓談のあと、浜野佐知さん(映画監督)澁谷知美さん(ジェンダー研究者)岡井友穂さん(カタライザー)中村美亜さん(著者)、司会の須藤久美子さん(インパクト出版会)が勢ぞろいしクロストーク開始です。

トークは、『クィア・セクソロジー』で語られなかったことから口火が切られ、職場で肌で感じる性にまつわる所感と『クィア・セクソロジー』の可能性について、もっと豊かな関係性への提起、職業を通じて「性」についての問題をいかに解きほぐすか、性の現状をどう変えて行けるのか、さまざまな話が交わされました。その後で、時間が押していたので少数の方でしたが、フロアの方にも貴重なご発言をいただきました。

このあと、アート担当の渭東節江さんの展示作品の解説があり、再び歓談の時間となりました。この間、アートによるコミュニケーションを専攻している学生の下川勇也さんが会場でお客様に似顔絵パフォーマンスをしてくださいました。

さて、今度はフロアトークということで、二名のゲストの方々にお話を伺いました。
最初は鶴田桃エさん(NABA共同代表)普段活動のフィールドにしている摂食障害やアルコール依存症の集まりと、今回のパーティーの違いについての新鮮な驚きや、自らのことを精一杯語ってくださいました。二人目は北原みのりさん(ラブピースクラブ代表)著者との一コマをユーモアを交えてお話くださいました。

会も、クライマックスを迎えパフォーマンスの高橋フミコさん登場です。「本の中では、美の規範におさまらない自分の美をクリエイトしていく人として書かれていますが、この頃はちょっと変化が見られます・・・」 などと気になるコメントを。
パフォーマンスは、グレイッシュトーンのキュートなワンピースに身を包んだ高橋さんが、まるでボールのような鮮やかな黄色のザボンを脇に抱え登場(このコントラストが美しい)ザボンをボールのように戯れているかと思うと、なぜだか愛しそうに触ったり撫でたり。そうするうちに、包丁でザボンの皮を剥いていく。剥かれた皮はリボンのように残っていく。くるくるくるくる・・・白い果肉を覆うわたが表れそれでも、まだ剥かれていく・・・汁がしたたり、黄色の果肉がまだまだ剥かれ、包丁でつぶされ・・・丸いザボンはあとかたもなくなり、痕跡だけを残しパフォーマンスは終わりとなったのでした。

中村美亜さん曰く。「自分にとって言葉は大事だが、それと同じくらい言葉になる以前の「感じる」ことが大事だと思っている。今回、このパーティーでは、言葉以外の表現をその場で共有することをやってみたかった。それができてうれしい」

3時間のパーティーについてすべてをレポートすることはできませんが、いろんな人があつまり交流できたひとときだったと思います。このような出会いによって、今まで考えてきたことに新しい視点が生まれ、それがコリかたまった考えを解きほぐすきっかけになっていくのでは、と思います。
特効薬では、ないけれど、つながることでじわじわ効いてくるのではないでしょうか。

参加されたみなさん、そして、今これを読んでいるみなさん。
今年のコリはほぐせましたか?
これまでのご支援、本当にありがとうございました。クィア・セクソロジーブログまだまだ続きます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、よいお年をお迎えください。

2008-12-29

ふぇみん2009年新年号「本」の欄に登場


みなさま。逢坂です。
ふぇみん2009年新年号(2009年1月1日第2878号)6面
本の欄にて『クィア・セクソロジー』をご紹介いただきました。
(竹)さんありがとうございます。


2008-12-27

『性の健康』新刊紹介


みなさま、こんにちは。逢坂です。
ニューズレター「性の健康」vol.8 no.2
((財)性の健康医学財団 2008年11月30日発行)
新刊紹介の欄で取り上げて頂きました。

明快な筆はこびで、まだ見ぬ読者の方にも必ずや届くであろう、、、。という
嬉しいご紹介文です。
『クィア・セクソロジー』既読の方も、これからの方も、よろしればごらんください。

2008-12-23

「図書新聞」’08下半期読書アンケートに選ばれました!











「図書新聞」2899号(2008年12月27日号)の08年下半期読書アンケートにて鈴木慎一郎さんに選んでいただきました!
みなさんの今年のベスト3は何ですか〜?また、教えてくださいね。ではまた!

2008-12-21

読者からの感想:7

ミラベリスさんから感想を頂きました。ありがとうございます。

ーーーーーーーーー以下、承諾を頂きましたので掲載いたします。ーーーーーー

ほんのつい最近、私自身、ある体験をし、それをどう捉えるべきか考えていた矢先に、まったくタイミングよくこの本を手にすることができ、人間どうしの身体を通じた関係性について、新たな知見を得ました(むしろ、デトックスして固定観念から解放されたおかげで、今までの考え方ではたどり着かなかった認識に至ったという方が正確なのだろうと思います)。
まだ全部読破していませんが、年末に向けて、じんわりとコリをほぐして、新たな一年に備えられそうです。
内容とマッチした挿絵、ページ左上の螺旋など、細やかな暖かいデザインも気に入っています。

2008-12-18

座談会公開のお知らせ

さて。今日は、新しいお知らせがあります。
『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』の座談会の模様が『バックラッシュ!発売記念キャンペーン跡地』にて公開されました。猛者ぞろいの座談会、どのように揉まれるのか必見です!こちらをクリック

  URLはこちら 

イベントお礼

ごぶさたいたしております。ご挨拶が遅れましたが、過日執り行なわれました
出版記念イベント「今年のコリは今年のうちに「性の思いこみを解きほぐす」大パーティー」に参加いただいた皆様、ありがとうございました。
おかげさまで60余名の参加者に恵まれ、盛況な会を持つことができました。
レポート等々、また後ほどご報告いたします。


2008-12-03

Gay Life Japan 記事

Gay Life Japan (ゲイのためのライフスタイル提案型オンラインマガジン)に、『クィア・セクソロジー』に関する記事が掲載されました。

=====
性に関する「コリ」を解きほぐしてくれる本『クィア・セクソロジー』

ゲイがなぜ不当な扱いを受けてきたのか?という問いに対して、そもそもセクシュアリティってどういうことなのかというところから考えさせてくれるような、すっきりコリをほぐしてくれると同時にすごく勉強にもなるようなスグレモノ本。ゲイに限らず、すべての人にとってのバイブルになるかもしれません。(続きはこちら

2008-12-01

『週刊金曜日』新刊紹介


週刊金曜日11月14日号(727号)にて、北原みのりさんにご紹介いただきました。

2008-11-30

『公衆衛生』新刊紹介


公衆衛生12月号(医学書院)にて、ご紹介いただきました。

2008-11-14

読者の感想:6

逢坂です。週末のひとときいかがお過ごしですか?
今日はaftertheoryさんからの感想をご紹介します。aftertheoryさんありがとうございました。


ーーー以下、承諾を頂きましたので、掲載いたします。ーーーーー

『クィア・セクソロジー』、非常に興味深く読ませていただきました。自分から考えることができ、しかもそれを学問できる、こうした広い意味で実践的な本というのを待っていたところがあります。

僕自身が自分でものを考えるときには、この本を参考にしつつ、また自分が対象にしたい、もっといじけている性的弱者的な人を拾っていけるパラダイムを考えていきたいと思っています。あっ、これは批判ではありません。念のため。分業というか、うまく埋め合わせできる役割をできたらということです。

非常にやる気を啓発させてもらいました。

2008-11-07

出版記念イベントのちらし









出版記念イベントのちらしができました!
(画像をクリックですると、PDFファイルをダウンロードすることができます。)

2008-11-05

クィア学会第一回大会

逢坂です。クィア学会第一回大会のシンポジストとして中村美亜さんが登場します。

11月8日(土)、9日(日)広島修道大学にて開催
シンポジウム:『〈日本〉は〈クィア〉か?』(一日目の13:00〜15:30)


詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。


 http://queerjp.org/conf.html

2008-11-02

LGBT特集『NHK教育:ETVワイド』

逢坂です。11月1日、NHK教育TVにて放送の『ETVワイド ともに生きる』LGBT特集ご覧になられましたか?
多様な方々が登場の、見応えある2時間でしたね。

『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』にも、たくさんのLGBT関連トピックがあります。
LGBTについて、もっと知りたいと思われた方、この機会におすすめです〜。

2008-10-30

出版記念イベントのお知らせ

今日は、『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』出版記念イベントのお知らせです。
みなさまお誘いあわせのうえ、どうぞお越しください。


==以下転載・転送大歓迎です!==


******************************
トーク、アート & パーティーのお知らせ

「今年のコリは今年のうちに!
― "性の思いこみを解きほぐす" 大パーティー」

(『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』出版記念)

******************************

10月、待たれていた中村美亜さんの新著
『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』が刊行されました。
セックス、セクシュアリティ、ジェンダーをめぐるたくさんの「思い込み」を
ゆっくりとほぐしてくれるこの本をサカナに、みんなでわいわいやりませんか?
トークあり、パフォーマンスあり、アート展示ありの楽しい時間を
一緒に過ごしましょう。お待ちしております!

↓↓↓↓↓↓↓

■トーク、アート & パーティー
「今年のコリは今年のうちに!
― "性の思いこみを解きほぐす" 大パーティー」 ■

◎クロストーク◎ 
  浜野佐知さん(映画監督)
  澁谷知美さん(ジェンダー研究者)
  岡井友穂さん(カタライザー)
  中村美亜さん(『クィア・セクソロジー』著者)

◎フロアトーク◎
  砂川秀樹さん(文化人類学者)
  北原みのりさん(ラブピースクラブ代表)
  鶴田桃エさん(NABA共同代表) ほか

◎パフォーマンス◎ 高橋フミコさん

◎アート展示◎ 渭東節江さん

◎総合司会◎ 鍛冶良実さん

などなど

■日時■ 2008年 12月6日(土) 13時~16時

■会場■ 東京芸術大学上野キャンパス美術学部内 大浦食堂
(正門入って右へ進む。美術館を右手に見ながら歩くと、
となりにカフェテラスが見えます。そこです!)
http://www.geidai.ac.jp/access/ueno.html
JR上野駅・鴬谷駅より徒歩10分
地下鉄銀座線・日比谷線上野駅より徒歩15分
千代田線・根津駅より徒歩約10分
京成上野駅より徒歩15分 ※バス有り(都営バス・台東区循環バス)

■会費■ 2500円(お食事・お飲み物あり)


★なるべくご予約をお願いいたします。
以下のフォーマットにご記入の上、Eメールにて
インパクト出版会 impact@jca.apc.org までお申し込みください。
※12/2(火)集約いたします。

件名;『クィア・セクソロジー』出版記念イベント
┌―――――――――――――――――――――――――――┐
| 12/6  中村美亜『クィア・セクソロジー』      |
|     出版記念イベントに参加いたします      |
|                           |
| お名前◎(                   ) |
| ご連絡先メール◎(               ) |
| 本についてのご感想・質問など            |
|   (もしあれば)◎(              )|
└―――――――――――――――――――――――――――┘

■申し込み・問合せ■
インパクト出版会 ・須藤まで
Tel 03-3818-7576 Eメール impact@jca.apc.org

『クィア・セクソロジー』ブログ
http://queersexology.blogspot.com/

2008-10-27

デルタGのサイトで紹介されました

逢坂です。今日から読書週間です。(〜11/9)
巷で“読書”が、クローズアップされるこの機会に、『クィア・セクソロジー』もまた、新しい読者と出会うことでしょう。
それは、もしかしたら、今ここを見ているあなたかもしれませんね^^

さて。本書P24にも登場しているデルタGさんに、取り上げて頂きました。ありがとうございます。

http://www.delta-g.org/news/2008/10/post-227.html

2008-10-26

新聞広告が出ました。



       (10月26日朝日新聞朝刊10面)

2008-10-25

本文イラストご紹介


本文中のイラストは、ついついのめり込んで読んでしまうという方に、ちょっとした息抜き効果も?今日はその中から評判の一枚、第4章「ジェンダーの思いこみを解きほぐす」の章末、P113に掲載のものをご紹介いたします。・・・息抜き効果のほどは読んで確かめてみてくださいね〜。

2008-10-24

アンケート:お気に入りはどこですか?

逢坂です。ようやく週末ですね。金曜日の夜、いかがお過ごしですか?
今日は、クィア・セクソロジー読者の方へのアンケートです。

本の中でお気に入りはどの部分ですか?
ちなみに逢坂は、浜野佐知さんのインタビューがお気に入りです。
みなさまもどうぞ、お知らせくださいませ。

お知らせ先は、queer.sexology☆gmail.comです。(☆を@に変えてください)
お待ちしております!

2008-10-23

mixiにレビュー登場

SNSのmixiにレビューが登場しました。
mixi会員の方、よろしければご覧ください!


2008-10-19

読者からの感想:5

管理人逢坂です。読者の方からのご感想のご紹介も5件目となりました。ぐりーんteaさんありがとうございます。

ーーー以下、承諾を頂きましたので、掲載いたします。ーーーーーーーーーーーーーーー

非常にフェアかつラディカルな立場で、すみずみまで「思い込み」を解きほぐしてくれる内容だと思います。
悩んでいる人にはもちろん、一度は結論を出した人にも読むカウンセリングとして役立ちそうです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まだまだ、いろんな読み方がありそうです。ぜひ、感想をお寄せください。また、ご質問などもお待ちしております。

2008-10-18

『クレヨンハウス通信』新刊紹介


           画像をクリックすると拡大します。↑

今日は秋晴れのよい一日でしたね。
さて、クレヨンハウス通信vol.334の“Woman's EYE vol.171 女性の視点から女性のための本”のページにて、本をご紹介いただきました。
クレヨンハウスのウェブサイトでもご覧頂くことができます。ここをクリック


ウィメンズブックストアゆうサイト

今日はもうひとつお知らせです。大阪のウィメンズブックストアゆうさんのウェブサイトに書評付きの案内が掲載されました。10月11日のトップ記事でした。

2008-10-17

読者からの感想:4

週末のひとときいかがお過ごしでしょうか。管理人逢坂です。
今日は、ホタテっ子さんの感想をご紹介します。ホタテっ子さん、ありがとうございます。

ーーー以下、承諾を頂きましたので掲載いたします。ーーーーーーーーーーーー

いやぁ、「クィア・セクソロジー」、おもしろかったです。浜野さちさん、セックスワーカーさんへのインタビューも、ひーひーと? 笑ったり、うなったりして読了。じかにお話聴いてみたいと思いました。音楽で感じる、とかってのもそうですね。。。 。

「性の思い込みを解きほぐす」されたある夜、ある人と海の中を泳いで旅する夢をみました。で、わたしのからだにどんどん赤いホタテ貝がくっついて増殖してくるのです。産卵している? ようでした。あ、貝はどうやって生殖するのかな。科学にうといんですけど。たまごを生むところからなかなか自由になれないのかもなぁ、といまいましく思いました。まだまだ解きほぐされたいです。

若い人向けのDV予防などのテキストでも男女が愛し合うとは、というところから書き起こすのがフツーに出回っていて、違和感感じることがあります。「なにが愛だ! まず寝て試してみなさい」って浜野さんの言は愉快でした。

全編を貫いているのは「セックスなんて何ぼのもんじゃ。まず寝てみてどれぐらい通じるか、自分のしたいことしてほしいことを出せる相手か試さなきゃ。愛があるから寝るなんて大きなまちがい。それは支配。きもちいいって感覚をもっと掘り起こして大切にしようよ」という考え方。

わたしも、その妄想に長くとらわれてきたもののひとりだ、と思って食卓のうえに出しっぱなしにしていたら娘(ハタチ)が「これ、おもしろそうだね」「おもしろいよ。よんでみ」と。感想を聴くのが楽しみです。

2008-10-15

内容のご紹介:はじめにからの抜粋

管理人逢坂です。今日は、はじめにの部分を抜粋し、本全体のながれがどのようになっているのかご紹介します。

【引用】 全体は、四つの部分からなっている。前半の入門編と基礎編は「~の思いこみを解きほぐす」シリーズ、後半の実践編と理論編は「~は誰のもの?」シリーズだ。最初の入門編では、ふだん「本能」や「愛」の一言で片づけられがちのセックスの思いこみを解きほぐしていく(第1章)。そして、サンフランシスコのセクシュアリティ研究センターで夏に開催される遊び心満点の公開ワークショップを紹介した後、少し趣向を変えて、音楽を通して性について考えてみる(第2章)。一見、全く別物のように思われる性と音楽だが、意外にも共通点がたくさんあるのだ。
 基礎編では、バイセクシュアリティやSMなどクィア的視点からセクシュアリティの思いこみを解きほぐす(第3章)。ここで、ピンク映画の女性監督として有名な浜野佐知さんにご登場いただく。インタビューでは「セックスこそ男女共同参画」など、威勢のいい浜野節が炸裂。なんだか可笑しくてたまらないのだが、そこここに浜野さんの深遠な哲学が垣間みられるのが興味深い。それから、インターセックスや性同一性障害/トランスジェンダーを通して、混乱されがちなジェンダーの思いこみを解きほぐす(第4章)。 
 実践編では、二十一世紀におけるセクシュアル・ヘルスの定義を紹介し、他者を他者としてではなく、自分の一部として取り込んでいくセクシュア・へルス推進のノウハウを共有していきたい(第5章)。そして、セックスのことはプロに聞くのが一番ということで、現役セックスワーカーのわたりさんにお話を伺う。インタビューでは、セーファー・セックスの奥義や、フェミニスト的なセックス実践など目からウロコの話が次々と飛び出す。
 理論編では、まず一九世紀以降の性の研究の歩みをたどり、性の研究と政治や時代背景がどのように関係しているかを概観する。(第6章)。そして最後に、今、性の何が問題なのかを再検討し、アートやクィアの人々の実践を紹介しながら、私たちが着手しなくてはならないことは何かを考えていく(第7章)。ここでは、私たちの<からだ>が、実は国民国家や戦争、グローバル経済や医療テクノロジーとも密接な関係にあることを確認し、最近のトランスジェンダー研究の知見を参考にしながら、新しい性的な人間関係構築の可能性を展望する。【引用ここまで】

クイズ:1

管理人逢坂です。
今日は、“クィア・セクソロジー”クイズです!

『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』の文中には、
ときどき食べ物の名前が登場します。
ここで、問題です。第2章「音楽で思いこみを解きほぐす」の中に出てくる
食べ物は、以下のうちどれでしょう?

1、なっとう
2、たぬきそば
3、いなりずし

簡単すぎますか?ご解答お待ちしております。

2008-10-13

著者紹介

中村美亜さんのウェブサイトが、リニューアルされました。

http://www.postmodernclinic.com/

伏見憲明さんからの感想

管理人逢坂です。
伏見憲明さんの公式サイトにて感想を頂きました。

伏見憲明さん、どうもありがとうございます。

読者からの感想:3

連休の最終日、みなさまいかがお過ごしですか?
今日もまた、読者の方からの感想をご紹介します。NYさん、どうもありがとうございます。

ーーー以下、承諾を頂きましたので掲載いたします。ーーー

この 本のことを知り、新宿の紀伊国屋にかけこんだのが今日の夕方。「クィア・セクソロジー」を、本当に一気に読まさせていただきました。その熱のまま、メールを打っている次第です。いままで知識不足もあり、実感としてわかっていつつも、言葉にできずにもやもやとしていた部分がくっきりと整理して描かれていたので、とても爽快に読むことができました。なかでも、執拗なまでの、といったら失礼ですが、音楽(への固定観念)と性(への固定観念)の合致する点を列挙する段は、痛快でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本を手にしたときのエピソード、読んでどんな事を感じたか、よろしければお知らせくださいね!

2008-10-11

読者からの感想:2

管理人の逢坂です。ゆうきさんより感想を頂きました。ありがとうございます。

ーーー以下、承諾を頂きましたので掲載いたします。ーーー

各章に加え、インタビュー・コラム・エッセイを通じて<性>について読む人の思い込みを様々なトピックと共に「優しく」ときほぐしてゆく一冊。巻末の文献リストがとても充実しており、<性>についてこれからどんどん学んでゆきたい人々にとっても貴重な入門書。音楽と<性>のつながり、いわゆる「セックス=生物学的な性、ジェンダー=社会・文化的な性」という単純な理解に対する困惑、フェミニストセックス・ワーカーのわたりさんへのインタビュー、などなど、とにかく読みどころは盛りだくさん。読んだあと、<性>について自分ももっとどんどん語ってゆきたい、誰かと一緒に話がしたい!という気分になりました。入門編、基礎編、実践編、理論編と分かれて組まれてはいますが、自分が気になったところからどんどん読み進んでいけます。お勧めの一冊です!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あなたなら、「クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす」をどのように語りますか?まだまだメールお待ちしています。

2008-10-10

お知らせ:パフスクールにて「性の呪縛をとく」講座開講

中村美亜さんがパフスクールに講師として登場。「クィア・セクソロジー:性の思いこみをときほぐす」をテキストにお話します。

講座タイトル 「性の呪縛をとく」

講座概要: 「知は力なり」。でも、人を傷つけるだけの生半可な知識はいらない。自分に自信をつけるための、人とつながるための、知識や思考方法、コミュニケーション・スキルを体得しませんか?
(さまざまな意味で)性的な「マイノリティ」と「マジョリティ」は、どうすればつながっていくことができるのか? 
両者を分断するものが何かを考えることからはじめて、逆につながるための具体的アイディアやノウハウを出し合う参加型・問題解決型のワークショップです。マイノリティ当事者だけでなく、教育・研究・支援者にも必須の実学講座。性の思いこみを解きほぐし、生きるための力を呼び覚まします。

スケジュール:
第1回 12月9日(火) 19:00〜21:00  ジェンダーはセクシュアリティか?
第2回 1月13日(火) 19:00〜21:00  愛は暴力か?
第3回 1月27日(火) 19:00〜21:00  本当の敵は何か?

受講料: 7,500円


詳細はパフスクールのブログにて
http://pafschool.blog118.fc2.com/blog-entry-50.html

お申し込み方法はこちら
http://pafschool.blog118.fc2.com/blog-entry-35.html
  

2008-10-08

質問を頂きました。

管理人逢坂です。今日は、ご質問を頂きました。ありがとうございます!

質問:この本は、雑誌などに連載されたエッセイがまとまったものと聞きましたが、内容はおんなじなんですか?(S市Iより)

はい、お答えします^^

『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』は、『現代性教育研究月報』((財)日本性教育協会)と、「公衆衛生』(医学書院)に連載されたエッセイが元になっていますが、一冊にまとめる段階で、それぞれの並び順を考えるだけでなく、必要に応じ大幅に加筆、修正をしています。構成をじっくり考えた上に、書き下ろしや、インタビューなども加えスケールが数段大きくなっています。連載を既読の方々にも、新たな魅力を感じて頂けるのではないかと思います。

2008-10-07

内容のご紹介:第7章からの抜粋

管理人逢坂です。ご感想などお寄せくださった方々、ありがとうございます!
今日は、第7章から内容を少しご紹介したいと思います。

【引用】インターネットで「性」に関する言葉を入れて検索すると、怪しげな情報がたくさんひっかかってくる。恋愛心理学や性欲心理学といった通俗心理学の人気は衰えるばかりか、ますます活況を呈しているようだ。最近の遺伝子学や脳神経医学も、わかりやすいところだけが、つまみ食い的に似非科学として広まっている感が否めない。専門家の間でも、性の領域では、ダーウィンの進化論を基礎とした社会生物学や進化心理学、フロイトの流れをくむ精神分析学、生理解剖学といった一九~二〇世紀前半に脚光を浴びた学問の教えが、それらの叡智とともに誤認された部分まで、今日においても脈々と受け継がれている。
 たしかに性を学問や教育の場で語ることは難しい。性的なことを公の場所で語ること自体がタブー視されているため、自分の存在をいったん消し去り過度に抽象化された議論をするか、逆に開きなおって、自分の立場を明確にしてから議論を展開するかの、どちらかになりがちである。しかし、重要なのは、二者択一ではなく、個々の場面に応じて、両者の強みを生かしていくことだろう。最終ゴールは、私たちの性が豊かになることであり、性の専門家が自分たちの権益を死守することではないはずだ。【引用ここまで】

今後もさまざまなトピックで更新していきますので、お楽しみに!あわせて、ご感想、質問などまだまだお待ちしております。

2008-10-04

読者からの感想:1

管理人の逢坂です。早速、acoonさんより感想を送って頂きました。ありがとうございます!

ーーー以下、承諾を頂きましたので掲載いたします。ーーー


「クィアってなに?セクソロジーってなに?」「フェミってなんだよ?」という好奇心と興味を持っているヒトはもちろんですが、「セックス」という、人にとってプライベートで、人によっては触れられたくない部分を共有する(セックスをするということ、セックスについて話をするということ)方法を、著者が体験したセクソロジーワークショップや、現在、各方面で実践している授業やワークショップを例にして説明していて分り易く、興味深いので、セックスに興味のある方にも勧めたい。

過去、興味を持って読んでみたフェミの本は、どこかマッチョな印象を与えられて違和感を感じたり、セックスについて書いている物をかじり読みしても、「そんなんだから、気持ちよくないんだよー!」といわれて、一時的な爽快感を得るものの「じゃあ、今の私は何が出来るの?」と迷子、再び。という事があり、少し面倒になって考えるのを辞めていたのですが、音楽やアートの話も織り込み、「解きほぐす」というか揉みほぐされているような感じ。

著者の性格を良く反映して常にニュートラルに、拒否反応を示す学生の態度にも、まなざしも柔らかく思慮深い。インタビューをする姿勢も常に、フラットな聞き手に回っているので、押し付けがましく感じない。

私の周りの人も、「フェミ」というだけで、眉間に皺を寄せる人が居る。「フェミニズム」、「セックス」というとそれだけで、拒否反応がでちゃうのも当然といえば当然かも。経験や体験が抜け落ちて、頭でっかちに語るモノではない、と私は思います。ただ、語る場が無い、どう話すか分らなくて茶化してしまう言葉や、無意識に作り上げられた思い込みで、誰かを傷つけていたり、相手とのコミュニケーションを残念なモノにしてるなら勿体ない。それは、なにもセックスに関してだけではない。通常の何気ないコミュニケーションにも応用できそうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読後の感想、購入時のエピソード、などなどお気軽にお寄せくださいね。お待ちしております^^

2008-10-03

表紙ビジュアルについて


本の表紙を飾るのは渭東節江さんのオブジェ作品です。
かつて見た事がないようなあるような、不思議なオブジェは、再生紙と和紙と蜜蝋から出来ています。今日は、表紙に使われたオブジェのほかに最新作をアップさせていただきました。上の画像をクリックしてみてください〜

2008-10-02

「書棚」注意報発令!


『クィア・セクソロジー』は、どこの書棚にあるかわかりません!!

ジュンク堂 → 社会問題  > マスコミ > フェミニズム・ジェンダー
セブンアンドワイ → エンターテインメント > サブカルチャー
livedoor BOOKS → 社会・政治
丸善 → 社会科学 > 社会学

大阪梅田のブックファーストでは、なんと「占い/女性の健康」という話も… やっぱり「クィア」な『クィア・セクソロジー』?! 

あなたはどこの書棚で『クィア・セクソロジー』を見つけましたか? 書棚情報、お待ちしてます!!

2008-09-26

メール宛先


『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』のご感想、ご質問、
また、当ブログへのご希望などありましたら以下宛でメールをお送りください。

queer.sexology☆gmail.com(☆を@に変更してください。)


本日より発売開始


『クィア・セクソロジー:性の思いこみを解きほぐす』
本日より店頭販売が開始となりました。ご購入は、書店のほか大学生協、インターネット、出版社へ直接申し込みなどでも可能です。



2008-09-25

amazon登場〜



今日、amazonにも掲載されました。予約受付中です!

“amazon”をクリックすると、ジャンプします。

2008-09-24

初公開、帯付き現物


こういう姿で、みなさまをお待ちしております。。。店頭発売まであと二日!

2008-09-20

目次の詳細









目次の詳細をご案内します。
画像をクリックすると、全ての目次がご覧頂けます。

2008-09-19

9月26日発売開始

いよいよ9月26日、全国書店・大学生協にお目見えします。
どうぞ、お楽しみに!